20th Anniversary

Dialogue

お世話になったあの人へ 感謝の手紙

森岡エムダブ株式会社 × 坂井さん エルコムデータシステム株式会社

20年間の節目に、
感謝を伝えたい人がいます

感謝を伝えたい人 #02

お名前 坂井 秀徳さん
ご所属 エルコムデータシステム株式会社
役職 代表取締役
森岡社長との関係性 親子のような関係

〜20年のご縁と信頼の物語〜

2025年5月某日、坂井さんにお会いして、
感謝の気持ちを込めたお手紙を
直接お渡ししました!

坂井さんへ ──

こうして手紙を書くのは初めてですね。
エムダブの20年に大きな影響を与えていただきまして、本当にありがとうございます。
思えば出会いは2002年だったと思います。異業種交流会の場でご縁をいただきました。
その時に、「森岡君のところホームページ作れんの?」と声をかけていただきました。
その当時は何をやっても商売にならず、いろんな事に手を出し、始めてはやめ始めてはやめを繰り返す日々でした。
できもしないホームページ制作でしたが、「作れます」と即答して、必死で作り込んだのを覚えています。
なんとかカタチにしながらたくさんの美容経営者の方をご紹介いただき、どうにかこうにかホームページ制作会社として歩み始められたと思います。
当時、自分が23歳とあまりに若すぎたため、坂井さんから年齢を聞かれるたびにずっと28歳ですと嘘をついてました。
実年齢が28歳になった時にホッとしたのを覚えています。
和来会でもご縁をいただき、あっちこっち飲みにいったり楽しい思い出ばっかりです。
2006年、私が結婚することになり坂井さんや和来会の方々に報告しなかった時はめちゃくちゃ怒られましたね。
あの時に坂井さんは私のことを息子のように可愛がってくれてたんだなと申し訳なさと嬉しさを感じていました。
そんなうちの子供はもう大学生と高校生になりました。
何度かのエルコムセミナーに参加させていただく中で、景山先生の経営理論はものすごく自分の考え方に影響があります。
なぜリピートが大切なのか?とか。
エルコムさんが30周年の時、セミナー後の懇話会でみんなで寄せ書きを書きましたね。30年なんて、途方もない年数だとその時思ってましたが、気がつけば私たちエムダブも20年でびっくりです。
あの時に坂井さんに声をかけてもらえなかったら全く違う人生を歩んでいたと思いますし、現在ホームページすら作っていなかったと思います。
今のエムダブが存在しているのは坂井さんはじめ従業員、お客様、たくさんのご縁のおかげです。
誠社長、神田社長、池原先生、濱野さん、景山先生などたくさんのご縁の中で生かされていると感じています。
ご縁の大切さを20年かけて教えてくださりありがとうございます。
これからも力強くエムダブメンバーたちと歩んで参りたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
受けたご恩は若い世代に恩送りしていきたいと思います。

森岡昇馬

年齢詐称の告白と当時の苦労

司会:まずこのお手紙を受け取ってのお気持ちはいかがでしょうか?

坂井さん: いや、年齢が嘘だったとか、全然気がつかなかった。ホームページを作ったことがなかったというのは、この間初めて聞いたような気がする。とっくにやってるものだと思ってたよ。

森岡: ネットベンチャーをいろいろやりながら個人的には作ってたんですけど、仕事として本当に受けるっていうのは、なかなかできなくてですね。あの時代、まだまだホームページなんていうのは怪しいものだとか、そういうのがあったんで。

坂井さん: でもよう頑張って、ちゃんと生き延びているのは大したもんやね。

森岡: なんでこんな生き延びたんだろうと自分でも思います。

第一印象と変わらない一生懸命さ

司会: お2人が初めて出会った時の、それぞれの第一印象を教えていただけますか?

坂井さん: 素直で元気があって明るくていい青年やなあって、それが最初かな。

森岡: 優しそうなおじさんだなと僕は思いました。本当に商売が全然うまくいかなくて苦しくて苦しくてですね。そんな時に出会ってる。

司会: その第一印象からは、変わったところと変わらないところってありますか?

坂井さん: 変わらないね。一生懸命、一生懸命やってるなと思って、真面目で。やっぱり印象的だったのは丸坊主の時やな。

森岡: 丸坊主事件ですね。

伝説の丸坊主事件

坂井さん: これはね、最初はしくじったんやろうけど、あれで男が上がったんちゃうかな?

森岡: そうですね。今もお客さんです。

美容室のホームページを作らせていただいてて、アポの時間が18時かなんかだったんです。それを「お客さんが来てるから」って言われて、受付で2〜3時間待たなきゃいけなくなって。

こっちは時間守ってきてるのにっていう思いもあって、お腹も空いてきてガムを噛んだんですよ受付で。ちょっとイライラもしながら、いざ商談が始まった時に、「こいつは態度が悪い」みたいなことで店長にめっちゃ怒られて。

その日は一応打ち合わせだけして帰ったんだけど、「うちの店長の怒りが収まってない」って後からその美容室の社長さんから連絡いただいて。「けじめつけろ」みたいな話になりまして、「わかりました。なんでもしますよ」って言ったら、「うちのけじめのつけ方は、坊主にすることや」みたいな話になったんですよね。

それで僕も「わかりました。今すぐ行きます」って。ちょっと優しく刈ってくれるのかなと思ったんですけど、もう本当に五厘刈りぐらい、僧侶みたいに真っ青になるぐらいまでキンキンに坊主にされまして。

「これでもうお互いチャラですね」ってなったのが、23か24歳くらいのときですかね。

坂井さん: あれはでもいい経験やったんちゃう?

森岡: 別に坊主にすることがめっちゃ嫌とか、そんなんじゃなくてですね。でも、エルコムさんからご紹介いただいているお客さんなんで、ここで迷惑はかけちゃいかんっていうのは思ってて。

でもうちとその会社さんの問題じゃないですか。紹介してもらった手前は関係あるけど、関係ないっちゃないと僕は思ってて。もうこれで責任取って済むんだったら何でもしますっていう気持ちでしたね。懐かしいです。

坂井さん: 意外と落ち込んではなかったね。

森岡: 2〜3日、帽子をかぶらずに、炎天下の中で自転車をこいだり歩いたりしてたら、頭がもうベロベロになってきて。あかんと思って、帽子を買いましたね。

坂井さん: なかなか尻込みしそうやけど、潔く。あれは周りからの評価も高かったよ。そうやってけじめつけたっていうのが評価されて。

森岡: ちゃんと自分の姿勢を見せるというか。その社長さんとは今も仲良しです。もう一回もそんな話にならないですよ。

坂井さん:男気のある人だからね。

印象の変化とカツサンドの話

司会: 森岡さん、坂井さんの印象は最初に比べるとどう変化しましたか?

森岡: そんな変わってないんですよね。印象自体は。ただやっぱり年齢を重ねられたなというのはちょっと思ったりしますね。20代で出会って、今僕46ですよ。

司会: 最初のホームページ作成の時に、印象に残っているやりとりはありますか?

森岡: ご紹介いただいたお客様と僕とでやって、事後報告だけ多分したんじゃないかな。

坂井さん: 最初から手数料みたいなものはいらないよって。だから、どことどう付き合ってるのか俺もよく分からんね。

森岡: 本当に気さくにいろんな方をご紹介いただきました。セミナーとか行ったら「昇馬ちょっと挨拶しとけ」とか言われて、「なんか偉い人なんだろうな」と思いつつ話したり。そこからいろんなご縁がバーッと広がっていきましたね。

司会: 坂井さんが森岡さんを応援された理由は、何だったのでしょうか?

坂井さん: 一生懸命やっている人は、やっぱり応援したくなるんですよね。

森岡: それしかなかったですね。一生懸命やるしかない。何もできない分、一生懸命やってました。

坂井さん: 一生懸命さって何となく感じるからね。お客さんからも昇馬、昇馬ってね。

森岡: 誠社長や神田社長にもだいぶかわいがっていただきましたし。

坂井さん:リーガロイヤルのカツサンドを食べさせてもらえるなんて、他にはいなかったんじゃないかな。

森岡:めちゃくちゃ贅沢でしたね。一食7000円もするカツサンドを、「お前これ美味いから食わせたろ」って連れて行ってもらって。あまりに美味しくて美味しくて、結局おかわりしたんちゃうかな?

一同:笑

森岡:あんなうまいカツサンド、食ったことないっていうぐらいの。若くて全然お金がない時でしたね。

司会: 周りの方に一生懸命やっている姿勢が伝わっていたんですね。

20年の成長を見守る父親のような存在

司会: 坂井さん、森岡さんを若い頃からずっと見ていらっしゃって、今どんなお気持ちでしょうか?

坂井さん: ドラ息子がいればこんなもんかなって感じかな。

森岡: 尖ってましたからね。

坂井さん: でもそんな突っ張ってたわけじゃないし、すごいなぁと思って見てたし、よう頑張ってるなと。

司会: ちょっと危なっかしいところもあったり?

森岡: いつもご紹介いただく時に、「『地球の歩き方』1冊だけ持って中国へ留学した男」みたいなそういうキャッチフレーズで。

坂井さん: そうそう、最初は。

森岡: で、もう中国からだいぶ足抜けてるけど、そういうふうに紹介されると「実は中国では~」みたいなところから話が広がって…!

坂井さん: そりゃもう『地球の歩き方』1冊持って中国に行く人はそういないからね。

森岡: 実際はスーツケースも持っていったよ、とか言いながらでしたね。

坂井さん: ちゃんと商売の道をつけてくるんだから、大したもんだ。

森岡: いつもそこを評価していただいてましたね。

お互いにとっての存在

司会: 公私にわたって関係性が築けているのはなぜなんでしょうか?

坂井さん: やっぱり紹介した人を大事にしてくれてたっていうのが根っこにあります。ちゃんとやってくれている安心感。

ときどき「和来会」とかで会ったときもそうだし、そういう細かい積み重ねだよね、お互いの存在を感じるってのは。会って飲みながら話をして、ちゃんとやってるんやな、悪いことしてないなって伝わってきた。

そういうのが根っこにあって、それはずっと裏切らないできたよね。

森岡:そこは自分も言われてみるとそうかなって思いますね。結局いろんな人がいろんなとこで繋がっているんで、悪いことはできないです。

100%完璧にうまくはできないから、一生懸命やるしかなかったですね。そういう姿勢を受け止めてくださる方々ばかりだった。

司会: 森岡さんにとって坂井さんの存在というのは?

森岡: もう親父ですね。本当に。困った時の相談相手でもあるし、人生の先輩でもあるし、本当にお世話になりっぱなしです。

坂井さん: こうして振り返ってみると結婚の報告がなかったのが唯一の汚点かもな(笑)

森岡:申し訳ございませんでした!

これからの歩みと恩送り

司会:最後になりますがこれからの森岡さん、エムダブに期待することはありますか?

坂井さん: やっぱり器が大きいから、大きいなりにうーんと成長してほしいと思う。それで世の中にいい影響をね、自分が儲けることだけ考えてもしょうもないもんな。人の役に立って、社会が進むようにね、それができる人だから挑戦してほしいですね。

森岡: ありがとうございます!頑張ります!

司会: 本日は貴重なお話をありがとうございました。

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